関西学院大学経済学部・栗田研究会で開発経済学を学ぶゼミ生8人で組織する「JAPAN REBIRTH PROJECT」のカフェ企画「京漆器カフェ」を「もやし町家」(京都市下京区若松町)で開催する。
同プロジェクトではこれまで、京漆器を学ぶだけでなく年代別の知名度調査、古来から伝わる技法のプロジェクトなどを行ってきた。「京漆器カフェ」では「触れる、感じる、京漆器」をテーマに、京漆器店や飲食店の協力を得て、店内でうるし塗り体験と京漆器に盛り付けたスイーツの提供を行う。
うるし塗り体験では佐藤喜代松商店の監修で、皿に蒔絵体験(5,000円)、金粉を使った蒔絵皿製作体験(7,000円)や、うるし塗り箸づくり体験(5,000円)の3つを用意。いずれもスイーツとドリンクを付ける。1日4回を予定で、定員は各回24人。
スイーツを盛り付ける漆器は「象彦」「漆器のアソベ」を使い、スイーツは「亀屋良長」、「Dari K」、「洛甘舎」、イチゴを使ったスイーツ専門店「メゾンドフルージュ」のスイーツのいずれかを選べる。
同団体では現在、クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」でプロジェクト支援者も募集しておりでは、リターン品に、カフェの入場券と飲食店のスイーツが付いたプラン(1万円)や、京漆器などの返礼品を用意すしている。12月5日まで。
同プロジェクトの代表の阿部優志さんは「若い世代にはなかなか触れる機会のない京漆器を、もやし町家の時代を感じさせる空間で実際に体験したり使ってもらったりすることで魅力を伝えられたら」と話す。
開催時間は10時~、12時~、14時~、16時。当日の参加申し込みは「京漆器カフェ」ホームページで受け付けている。先着順。