京都市内各所で10月5日、現代アートの祭典「ニュイ・ブランシュKYOTO」が行われた。
2011(平成23)年から毎年開かれている同イベント。今年は「ダイアログ(対話)」をテーマに二条城や市内のギャラリー、ライブハウスなどを会場に作品の展示やパフォーマンスが披露された。
京都駅前広場に設けられたステージでは、ポールダンサーのERIKA RELAXさんと造形作家の池田精堂さんによる「tuQmo(ツクモ)」がイベントのために制作された現代サーカスのパフォーマンスを披露。木製の構造体が組み上げられて、頂上からオレンジ色のハンモックがつり下げられ、ERIKA RELAXさんがピアノの静かな曲調に合わせて重力を感じさせない体勢のまま静止してみせると、「すごいね」「彫刻みたい」という声が上がった。
会場では、幻想的なパフォーマンスに、演目が終わった後もしばらく拍手も忘れるほど多くの人が見入っていた。