二条城で9月3日、「時を超える:美の基準」展が閉幕した。
国際博物館会議(ICOM)の日本初開催と二条城世界文化遺産登録25周年を記念して企画した同展。
二条城の二の丸御殿「台所」「御清所」を会場に、青木美歌さん、名和晃平さんやミヤケマイさん、チームラボなど10組の現代アート作品を展示した。
この日行われたレセプションのあいさつで、総合プロデューサーの南條史生さんは「普段は白い箱に展示をしているが、伝統的な木組みで畳の部屋に展示をするのは難しい。空間とマッチすると面白く妙味が出るのではと工夫した。なるべく周囲の雰囲気を壊さず現代美術の作品を置くことで対話が生まれる効果を狙った」と作品について解説した。
会場にはICOMのために来日した世界の美術館・博物館関係者が招かれ、ライトアップされた二条城を見学したほか、作品を鑑賞したり写真を撮ったりしていた。