「幸せ×ビジネス」をテーマにしたイベント「BEYOND KYOTO」が7月28日、京都リサーチパーク(京都市下京区中堂寺南町)で開催される。主催は社会起業家の育成・支援を手掛ける「taliki(タリキ)」(京都市上京区)。
起業支援を行う若者の発表の場、来場者同士の協業を促す場として2018(平成30)年2月から半年に1度開催している同イベント。
社長の中村多伽さんは「学生も社会人も集まる場で、それぞれ所属は非営利団体・民間企業・行政などさまざまだが、これまで実際に協業も生まれている。社会課題解決に興味のある人々が語り合い、協力できれば」と話す。
企画「NEW AGE KYOTO」では、学生団体の代表者が発表を行い、審査員と来場者で優勝者を決める。同イベント共催企業「DADA」(東京都江東区)関西統括の原田岳さんは「社会課題解決は起業家だけでなく、学生団体も取り組んでいるが、大学卒業後は協力者・方法・資金といった問題で継続が難しくなる。今回の発表の機会は彼らへのサポートの一手段。イベントを通してこれらの問題解決が可能な社会を作っていきたい」と話す。
原田さんはイベントの空間を「アットホームな場」と話す。中村さんは「登壇者も運営側も『みんなが幸せになってほしい、苦しんでいる人たちが減ってほしい』と思っているからではないか」と話す。
会場では、来場者に自身の幸せについて考えてもらおうと、「死のワークショップ」やゲストによるトークセッションも行う。「イベントに来るきっかけはビジネスやテクノロジーなど多様でいい。幸せとは何かという問題提起をしたい」と中村さん。
開催時間は13時~18時。参加費(前売り価格)は、学生=1,000円、社会人=2,000円。申し込みはピーティックスで受け付ける。