祇園祭前祭(さきまつり)の山鉾(やまほこ)巡行が7月17日、行われた。
祇園祭は八坂神社の例祭で、災厄を鎮めるために神泉苑に66機の鉾を建てたことに始まると言われる。
元号が令和に改まって最初の年であり、創始1150年を迎えた今年の山鉾巡行は好天に恵まれ、長刀(なぎなた)鉾を先頭に23の山や鉾が列を作った。
河原町御池の辻(つじ)回しのポイントでは朝早くから多くの人が詰めかけ詰め掛けた。「エンヤラヤー」という掛け声でとともに、大きいもので鉾頭(ほこがしら)までの高さが25メートル、重さが10トンを越える鉾がミシミシと音を立てながら方向を変える様子に盛んに拍手が送られた。
夕方からは神幸祭が行われ、後祭へと続く。