京都清宗根付館(京都市中京区)で現在、宮澤良舟さん、彩さんの特集展示が行われている。
同館は、江戸時代に主に使われた「根付け」専門の美術館。根付けは印籠や巾着を帯から提げる際に使われた留め具で、主に象牙やツゲの木、鹿の角などを彫って作られる。館では現代作家の作品を中心に展示する。
同名の根付師3代目として作品を制作する良舟さんとその妻の彩さんを特集した同展。展示も、良舟さんと彩さんの作品を半分ずつ配置している。
良舟さんは「干鮭」といった先代の作品にも影響された作品のほか、彩さんはイヌとサルとサメが同じ舟に乗る「呉越同舟」などユーモラスな表情が特徴的な作品などが並ぶ。
開館時間は10時~17時(入館は閉館30分前まで)。入場料は、一般=1,000円、小学・中学・高校生=500円。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。7月31日まで。