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新元号は「令和」 京都ではパブリックビューイングや缶バッジも

パブリックビューイングの様子

パブリックビューイングの様子

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 漢検 漢字博物館・図書館(愛称=漢字ミュージアム)で4月1日、新元号の発表のパブリックビューイングが行われた。

「官房長官ごっこ」もできる

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 元号が漢字2文字で構成されることから、同館では3月5日から元号に関するパネル展示を行っている。

 会場には春休み中の小学生や親子連れらが集まり、発表を待った。菅官房長官から新元号の「令和(れいわ)」が発表されると、集まった人からは意外だったのか「えー」という声や「省略はRになるのか」といった感想が漏れた。

 同館が用意した額装した令和の文字を持って官房長官のように掲げた写真を撮る人や、令和が「大化」以来付けられた248番目の元号にあたる当たることから248個限定で作られた新元号缶バッジのもらえるクイズに挑戦するなど盛り上がっていた。

 早速筆ペンで令和の文字を書いてみた橋本有美さんは「令の上の部分は、末広がりのようで書きやすい。子どもにも『和美(なごみ)』と『大和』と名付けたので、新元号の和が入っていて身近に感じてくれるのでは」と笑顔を見せていた。

 漢字文化研究所所長の阿辻哲次さんは「万葉集の『初春の令月(れいげつ)、気淑(うるわ)しく風和らぐ』の一文から引用されており、国家運営について語る漢籍ではなく、万葉集から採った初めての元号で日本人の花鳥風月を愛する心情と合っていると感じた」と話す。

 開館時間は9時~17時(入館は閉館30分前まで)。月曜定休(祝日の場合は翌平日に振り替え)。4月7日まで毎日248個限定で「令和」の缶バッジを配布する。

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