梅シロップや梅酒造りができる梅体験専門店「蝶矢」(京都市中京区六角通堺町東入堀之上町)が3月1日、春限定のテークアウトドリンク販売を始めた。
梅にまつわる日本独自の文化を次世代につなぐことをテーマにした同店。梅や砂糖、酒を好みのものを合わせて梅シロップや梅酒が作れるほか、梅シロップを使ったテークアウトドリンクを販売する。
お花見シーズンに合わせて開発した商品は「梅桜スパークリング」(594円)と、ノンアルコールの「梅桃スパークリング」(562円)の2種類。いずれも完熟の南高梅のシロップに桜リキュールや桃シロップに、グレープフルーツジュースとソーダを加えたもの。どちらも完熟南高梅が1粒を入れる。
同店の梅マイスター、菅健太郎さんによると、梅桜スパークリングは、「甘めの仕上がりになっているので、梅をつぶして酸味を加えていくのがおすすめお薦め」といい、梅桃スパークリングは、「甘酸っぱさと桃シロップの香りが楽しめる」という。「平日でも50杯は出るなど人気が出ている」というも。
期間中は、花政(中京区)が手掛けた桜の生け込みを店頭と店内に展示。早咲きから、遅咲きのものまでおよそ10日ごとに新しい桜を展示する。
菅さんは「梅が大好きな当店の女性スタッフが作ったレシピで、見た目もかわいらしくなっている。これから暖かくなる鴨川や御所のお花見で、非加熱のフレッシュな梅の風味を楽しんでもらえたら」と話す。
営業時間は11時~19時。4月30日まで。