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京都の生活道具店で「金継ぎ相談会」 割れ欠けした器に新たな命を

金継ぎを施した器

金継ぎを施した器

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 「ロングライフデザイン」をテーマにした生活道具の店「D&DEPARTMENT KYOTO」(京都市下京区高倉通仏光寺下ル新開町、TEL 075-343-3217)で1月19日、「金継ぎ相談会」が行われる。

 「金継ぎ」は欠けたり割れたりした陶器や漆器を漆と金箔などを使ってつなぐ日本の伝統技法。継いだ部分は「景色」と呼び、加飾も楽しみの一つとされる。

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 同店では2017年から定期的に相談会を行っている。漆芸修復師の安さんが器を確認し、ヒビや欠け、割れなどのサイズや、水漏れ防止加工の有無のほか、器の色や柄、雰囲気や依頼者の好みに合わせて金や銀、錫や銅合金、白檀塗りといった仕上げを決める。見積もりだけも可能。

 同店スタッフの那須野由華さんによると、利用者の一人の50代女性は、結婚記念日におそろいで購入したが、落として欠けてしまい、接着剤を使ったものの使う気にならず何年もしまい込んでいた漆茶碗に金継ぎを施したところ、「装飾が美しくて器が生まれかわったみたい。主人とまたこれで一緒にみそ汁を飲むことができる」と喜んでいたという。

 那須野さんは「金継ぎのよさは、今まで使っていていた器が表情を変えて生まれ変わることで、大切なものをずっと使い続けられること。器の柄や色、雰囲気に合わせた方法を考えるのも楽しみの一つ。この機会にしまい込んだ物はなかったか思い返してもらえたら」と話す。

 開催時間は10時~15時(30分ごと1組限定)。事前予約制。参加無料。申し込みは、電話、店頭、ウェブで受け付ける。

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