京都鉄道博物館(京都市下京区)で1月3日から、同館所蔵のSL車両の頭出し展示が行われている。
同館の前身である梅小路蒸気機関車館の時から年始に行っている同展示。同館で静体保存している「C62形1号機」(1948年製造)や「D51形1号機」(1938年製造の車両に加え、「SLスチーム号」として客車をけん引して走る「8620形8630号機」(1914年製造)など扇状車庫の8番から20番線に保存・展示している車両13台の先頭を車庫から出した状態で展示する。
車庫の前には親子連れや鉄道ファンらが、車両の姿をカメラに収めたり、記念撮影を行ったりしていたほか、蒸気と黒煙を出して進むSLスチーム号に乗車していた。
同館広報担当者の竹中悠祐さんは「現在の電車や新幹線の前に走っていた蒸気機関車をお子さんにも知ってもらう機会になるのでは。間近で見る車体の大きさや車両の特徴を見てもらいたい」と話す。
開館時間は10時~17時。入館料は一般=1,200円、大学・高校生=1,000円、中学・小学生=500円、幼児(3歳以上)=200円。1月7日まで。(頭出し展示期間中は運転席の見学不可)