キャリエールホテル旅行専門学校(京都市中京区)で12月7日、「京都からミライの観光をつくろう」観光アイディア会議 Vol.3」が行われた。主催は今年9月に発足した、観光教育機関で構成する「京都観光アカデミックアライアンス」。
最初に同学校ホテル学科長の奥山勉さんから、自身が体験したホテルの対応や、迷いがちな東京駅のホームまでホテルマンが迎えに来てくれる「ミートアンドグリート」と呼ばれるサービス事例を紹介した。
次に越前屋俵太さんの進行で「未来のホテルサービス」をテーマに全員がプレゼンしつつチーム戦をする「ブレストバトル」を行った。学生や行政担当者、ホテルスタッフといった参加者から、フロントで手続きを行わなくても顔認証で部屋に入れる「顔認証ホテル」や、居酒屋で泊まれる「居酒屋ホテル」などの案が出た。
結果は、ホテル生活の間に各種健康チェックができる「人間ドックホテル」が一番票を集めた。審査員からは「顔認証ホテルはすでに実現の構想もあるし、人間ドックホテルは制度上の問題があるだけで韓国では実際にあるサービス」というコメントも寄せられた。
南区にあるホテル「サクラテラス ザ・ギャラリー」でマネジャーを務める高橋義明さんは「現場では思いつかないアイデアが面白く、奥山さんの事例紹介も勉強になった」と話していた。
会議は月に1度定期的に行われる。次回は来年1月11日開催。