着物の染色技法を使ったジーンズを手掛ける「京都デニム」(京都市下京区小稲荷町)が11月29日、「戦国スツール」プロジェクトの支援者を募集している。
戦国武将の家紋を染め抜いたデニムを使い、床几(しょうぎ)をモチーフにした折りたたみスツールの同アイテム。同社が開発した色落ちや色移りしにくい京友禅染めデニム素材「みやこデニム」を使う。家紋のデザインは織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、明智光秀、石田三成、毛利元就、真田幸村、伊達政宗、前田利家、武田信玄の10人。
目標金額の達成に関わらず、支払いのあった時点で支援が成立する「ALL in」型のプロジェクトで、リターン(返礼品)は、12月9日までに支援をすると12月23日までに届く「早期お届け」コース(1脚=9,800円、2脚=1万8,620円、3脚=2万6,460円)、オリジナルのロゴや家紋がオーダーで10脚分入れられるコース(9万円)などを用意する。
同店の宮本和友さんは「伝統的な染色技法を日常で使えるデニムで展開してきたが、今年は家具のファブリックにも挑戦した。その中で、ポータブルな家具は作れないか、伝統のデザインがどう生きるか考えて生まれた商品。戦国武将の気分で色んなところに持っていって『出陣』してもらえたら」と話す。
募集は1月17日まで。