京都市交通局(京都市右京区)は9月4日、台風21号の接近に伴い全線で見合わせていたが、3時間で運転を再開した。
同局運行課によると、道路上の倒木が相次ぎ、今後も台風の影響が強くなることから、安全性が確保できないとして全面運行見合わせを決定し、主要バス停については職員が巡視を兼ねて案内を行った。
この後、風が弱くなったことや道路の安全を確認して運行を再開した。道路状況のよくない洛西エリアを除き、倒木によるう回ルートを通る路線もあるが、16時45分以降順次再開している。再開を発表した直後から、問い合わせの電話も相次いでいるという。
同課担当者は「これまで一部経路の運休や経路の変更はあったものの全線運休は聞いたことがない。おそらく初めてではないか。お客様にはご迷惑をおかけしたが、現場の安全を最優先に確認の上、再開させていただいた」と話す。