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重要文化財「杉本家住宅」の米蔵修復 市内の町家で唯一、一般公開は10月

完成した蔵

完成した蔵

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 綾小路通新町にある国指定重要文化財の杉本家住宅(京都市下京区綾小路通新町西入矢田町)で6月26日、保存修理が終わった旧米蔵と高塀が公開された。

米蔵内部の様子

 杉本家は寬保3(1743)年創業の呉服商。母屋は蛤御門の変(1864年)の際焼失し、明治3年に再建された。

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 修理した旧米蔵は、土地の所有が移転した明治3年から修理の記載がある同16年以前に作られたとみられる。奈良屋記念杉本家保存会によると、市内の町家で米蔵を持つのはほかに例がなく(通例は米びつ)、米価が安い時に買い置きをしていたと見られるという。

 米蔵の面積は約24平方メートル。炭小屋として使われた南半分は切妻造りの土蔵で本瓦葺き、北側は寄棟造りで桟瓦葺き。昨年1月から約1年半で修理が行われた。予想よりもアリの被害が大きく大規模な工事となったという。工事費用は約3400万円でうち約530万円は寄付金が充てられた。

 同保存会の杉本節子さんは「355人もの方から寄付をいただいた。10月12~14日は、一般向けに公開して見ていただくほか、活用についても考えたい」と話す。

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