岡崎公園(京都市左京区)で行われた自転車マナーアップフェスタで5月13日、「STOP! 自転車ながらスマホ体験VR」体験が行われた。
同VRはKDDIとナビタイムジャパンau損保が進める「自転車安全・安心プロジェクト第2弾」の一環として開発。VRゴーグルを着用して自転車に乗り、スマホ画面を見ながら運転したときと通常時の運転を比較。いずれもブレーキが遅れると歩行者にぶつかってしまう。
今年3月には、京都府の協力で行った実証実験で歩行者の見落とし回数が通常時1.3回から、ながらスマホ時2.0回に増加し、歩行者の見落とし率が5割増という結果が発表された。
この日は、京都府と京都府警のブース内の自転車に乗り幅広い年代が挑戦。歩行者への反応が遅れ、歩行者と衝突してしまう人が続出したという。
KDDI関西総支社管理部の中家有一さんは「普段、自転車でスマホは使わないが、使うとこんなに視野が狭くなるのか」「これは怖い」という声があった。VRで危険性を理解してもらい、安全運転につなげてほしい」と話す。
同プロジェクトでは現在、ツイッターを使った啓発キャンペーンも行っている。