「御肉処銀閣寺 大にし」(京都市中京区)で3月13日、山田啓二知事も参加した京都府産と鹿児島県産の和牛試食会が行われた。
3月21日から京都・鹿児島・東京・大阪の3都府県14店で、4等級以上の和牛肉を使ったオリジナルメニューを提供する「肉の饗宴」に合わせて行われた同イベント。
5年に一度行われる「全国和牛コンテスト」(主催=全国和牛能力共進会)の肉質を競う部門で、2017年に1位を鹿児島県、2位を京都府の和牛が獲得したことで山田知事と三反園知事が意気投合し、開催が決まった。
山田知事は「和牛と言えば神戸や松阪が有名だが、京都と鹿児島の肉が上位を占め、高く評価されたことを広く知ってもらいたい」と話す。
会では両府県の和牛が用意され「大にし」の大西雷三社長が「片面をしっかりと焼いて、何度もひっくり返さない方がいい」と焼き方を指南。和牛を食べた知事は「おはしで切れるくらいに柔らかく、上品な脂の甘みを感じる。ニンニクやわさびと一緒だとなお際立つ」と太鼓判を押していた。
2位と5位に選ばれた和牛を生産した平井一三(かずみ)さんは「6回30年間参加しているが、仔牛(こうし)の頃に病気をさせないことや出荷前に脂を落とすぎりぎりの見極めが難しい」と話す。
イベントメニューを注文した人から抽選で10人に和牛肉を進呈する。4月15日まで。