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京都南座が11月に顔見世で再開場 取り外し式の客席など幅広い演出可能に

舞台と客席空間を自由に活用するエンターテインメントのイメージ

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 松竹(東京都中央区)が2月7日、2年前から耐震工事のために休館している京都南座の改修工事について、今年11月に2カ月連続の顔見世興行で再開場することを発表した。

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 南座は、元和年間(1615~1621年)に官許された七つの櫓(芝居小屋)の歴史を受け継ぐ劇場で、日本最古の歴史を持つ劇場の一つ。建物は1929(昭和4)年に建てられた地下1階地上3階鉄筋コンクリート造り。

 改築では外観の維持保持しつつ、屋根も軽量瓦に吹き替え、一度客席や舞台設備を一度取り払い鉄骨を加えたり、耐震壁を設けたりして耐震性を向上。1階の客席は取り外し式にして、舞台と客席を平らにして、インバウンド(訪日観光客)の利用も含めて幅広いエンターテインメントにも対応。観光資源としての価値を高めるために、夜間のライトアップも行うという。

 迫本淳一社長は「顔見世(みせ)の古典芸能や、インバウンドを視野に入れ、ナイトエンターテインメントやクールジャパンと言われるコンテンツを段階的に外部の方と一緒に取り入れ、幅広いライブ・エンターテインメントの発信をしていきたい」と話す。

 11月の演目は、松本幸四郎さんら親子3代の襲名披露公演となる顔見世興行となるという。

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