京都国際学生映画祭-「かもめ食堂」荻上監督らが最終審査

写真=昨年の開催風景。

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 京都を中心とした学生で構成する「京都国際学生映画祭実行委員会」(京都市下京区)は「第10回京都国際学生映画祭」を、11月23日~25日にART COMPLEX1928(中京区三条御幸町南東角)で、11月24日~30日に京都シネマ(烏丸通四条下ルCOCON烏丸3階)で、それぞれ開催する。

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 同映画祭は、国内外の学生映画を募集・上映する国内最大級の学生映画祭で、今年で10年目。京都から新たな才能を発掘・発信し、国境・世代を超えたコミュニケーションの場を創出するための活動を行う。昨年のは1,248人が来場した。

 今年は世界16カ国・227本の作品の応募があり、その中から「もう一度見たいかどうか」(同実行委員会)を基準に選出された12本の入選作品を上映、入選作品の監督によるティーチインを行う。そのほか、世界で最も歴史の古い短編映画祭であるドイツ・オーバーハウゼン国際短編映画祭で過去に評価された日本の秀作や、ドイツ・上海・北京・マレーシアの学生映画など、特定の国に焦点を当てたワールドプログラム、北野武監督・黒沢清監督らを教授陣に迎えた初の国立大学院映像研究科である東京藝術大学大学院映像研究科・第1期生の修了作品を招待作品として上映する。

 映画祭のメーン企画である「コンペティション部門」では、「かもめ食堂」で監督を務めた荻上直子さん、企画から制作まで全方位のプロデュース業を行う棗田(なつめだ)良成さん、「ジョゼと虎と魚たち」の脚本を手がけた渡辺あやさんを最終審査委員に迎え、入選作品の中からグランプリ・準グランプリ(該当なしの場合あり)を決定し、25日の授賞式で発表。式後、最終審査員・授賞監督・同実行委員会によるディスカッションが行われる。

 同実行委員会関係者は「作品を上映するだけでなく、上映作品の監督によるティーチインなどもあるので、映画制作に携わっている学生には大いに楽しんでいただける映画祭だと思っている」と話している。

 4プログラムチケットは、一般・前売り=2,000円(当日=2,400円)、学生・前売り=1,200円(当日=1,600円)。1プログラムチケットは、一般=600円(当日=700円)、学生=400円(当日=500円)。

京都国際学生映画祭

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