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京都で「まねき上げ」、南座以外で史上初 襲名披露の中村芝翫さん親子も

坂田藤十郎さんの「役者まねき」を設置する

坂田藤十郎さんの「役者まねき」を設置する

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 ロームシアター京都(京都市東山区)で11月25日、例年吉例顔見世興行の「まねき上げ」が行われた。

親子4人で記念撮影

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 俳優の名前とその紋が記された「まねき」を掲げるまねき上げは、例年南座で行われる京都の冬の風物詩。今年はが耐震工事中のため、興行が行われるロームシアターにまねきが設置した。南座以外でまねきが掲げられるのは史上初。

 今年のまねき看板は「役者まねき」や「興行まねき」など全56枚。興行まねきは、南座で掲げられていたものよりも大きい、約3メートルの大きさのものを設置した。

 この日は早くから大勢の人が見つめる中、四代目 坂田藤十郎さんのまねきが掲げられ、支配人の藤田孝さんや来場者が塩撒きをしてまねきを清めた。

 続いて同興行で襲名披露を行う八代目中村芝翫(しかん)さん、四代目中村橋之助さん、三代目中村福之助さん、四代目中村歌之介さん親子が登場。

 中村芝翫さんは「今年も大好きな京都での顔見世が始まる。先輩方の胸を借りてやっていきたい」とあいさつ。今年初めて顔見世興行の舞台を踏む歌之介さんは「父や兄の名前と共に自分の名前が入ったまねきを見て、いよいよだと実感した」と話した。

 4人を一目見ようと集まった人からは「成駒屋!」という掛け声のほか「見に行くよ」と興行を楽しみにする声が上がった。

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