京都国立博物館(京都市東山区)で開催中の「国宝展」の来場者が50万人を突破し、11月21日、記念式典が行われた。
同館120周年に当たることを記念して10月3日に始まった同展。国宝指定されている885件の中のおよそ4分の1に相当する210件を4期に分けて展示している。
式典では50万人目となった東京都大田区から訪れた伊藤竹敏さんに、佐々木丞平館長が図録やカレンダーなどの記念品を授与した。10月に次いで2回目の来館だという伊藤さんは「国宝展は41年ぶりと聞いて、この機会を逃してはいけないと来た。今回は教科書でなじみ深い頼朝の肖像画の実物が見られるのを楽しみにしている」と話した。
開館時間は9時30分~18時(金曜・土曜は20時まで)。月曜休館。観覧料は、一般=1,500円、大学生=1,200円、高校生=900円ほか。今月26日まで。