「みやこめっせ」(左京区)で11月11日・12日、「いきもの」をテーマにした作品・グッズの販売や研究者発表が行われる「いきもにあ」が開かれた。
2015年に続き2回目となる同イベント。研究機関や博物館などの公式ブースとクラフト作品や標本などの展示販売のブース約170が集まった。
「箕面講演昆虫館」ブースでは、ヤエヤマトガリナナフシやバイオリンカマキリといった昆虫と触れ合えるコーナーを設けた。クラフト作品では、透明標本や骨格標本のほか、微生物からクジラ、ドラゴンといった空想上の生き物までさまざまなモチーフの作品が並び、来場者は目当ての品を買い求めていた。
11日の研究者講演では「昆虫ソムリエ」こと昆虫食研究者の佐伯真二郎さんと「クマムシ博士」堀川大樹さんが登壇。堀川さんが加熱などをして衛生的に処理した1000匹のヨコヅナクマムシを実食した佐伯さんは、スプーンをくわえたまましばらく動きを止めた後、「ざらざらしたペースト。金属のスプーンの味がする」とコメント。2人で「次はセラミックかガラスにしましょう」と笑いを取っていた。