平安湯（京都市左京区吉田下大路町、TEL 075-771-1146）で9月23日から、北欧式のサウナ体験が行われる。同イベントは京都市内の2会場で行われる「北欧展」の関連企画。

　同イベント主催者の一人で、北欧の建築を専門とする九州産業大学の小泉隆さんは、フィンランドの森のそばにあるサマーコテージでサウナを体験したという。

　北欧のサウナでは、森から取ってきた白樺の若い枝で作る「ヴィヒィタ」で体をたたき、体が温まると湖や池の水に浸かる。冬には積もった雪の中や、凍った池の中にも入るという。小泉さんは「マッサージ効果があって、運が良くなるとも言われている。フィンランドの人はサウナに1日に何度も入って過ごしていた。気持ちよさがくせになって、日本に帰ってからもサウナと水風呂を行き来するようになった。ぜひ体験してもらえたら」と話す。

　イベントでは白樺の代わりにカツラの枝で代用する。期間内のうち5日はヴィヒィタ作りワークショップも開催（参加費＝300円）。同銭湯のほか、「サウナの梅湯」（下京区）や「玉の湯」（中京区）では、北欧ビールの提供を行う。松葉湯（上京区）では女性向けにフィンランド発祥のサウナヨガ体験（入浴料・参加費＝1,000円、要事前申し込み）もできる。

　北欧展ではこのほか、Impact Hub Kyoto（上京区）で30日に西陣織とマリメッコのファブリックを使ったワークショップ（5,000円、申し込み締め切りは25日）や長性院（下京区区）で「カンテレ」と呼ばれる民族楽器を使ったコンサートが行われる。

　売上金の一部は東日本大震災の被災地に寄付する。

　開催時間は15時～翌1時。木曜定休。入浴料は430円。サウナヨガのみ要事前予約。10月1日まで。