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四条河原町のレストラン街が刷新 予約や待ち時間表示サイネージも

オープニングイベントの様子

オープニングイベントの様子

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 京都マルイが入る「住友不動産京都ビル」(京都市下京区四条通河原町東入真町)に7月12日、「住友不動産京都ビルFOOD HALL」がオープンした。運営は住友不動産(本社=東京都新宿区)。

タニタカフェとコラボ店も

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 旧阪急京都店7階8階の「セブンエイト名食街」、2005年からは「モザイクダイニング」として親しまれた同施設。今回、店舗面積約5200平方メートルを改装し、既存の2店を含む全14店が開業。のれんと箸、頭文字のFを山の形にあしらった新しいロゴも制作した。

 施設のコンセプトで重視したのは「地元」。従前の百貨店の利用者を中心としたターゲット設定を、居住者や就労者、観光客に拡大。施設地下1階、地上1階と7階、8階に新たにデジタルサイネージを設置し、日・英・中の言語で、メニューや混雑具合、その場で予約が取れるシステムや、店舗レジと連動し、スマートフォンに待ち時間を知らせるシステムを導入。限られた時間で食事をしたい観光客のニーズに対応する。7階にはイートインスペースを設置。同スペースには9月に京都のパンのセレクトショップもオープンする予定だという。

 7階では、市内で展開するステーキ店「听(ポンド)」の新業態「CHOPPED POUND(チョップドポンド)」が、NYで流行中のスプーンでも食べられる「チョップドサラダ」(1,180円~)を提供。刻み野菜や塩、ドレッシングまでオーガニックを追求したという。テークアウトにも対応する。「タニタカフェ」とコラボした「十彩×TANITACAFE」は、野菜のスムージー(500円)や、野菜ソムリエが選んだ「十種の彩りサラダ」(1,800円)などを用意。商業施設には初となる「京都拉麺(ラーメン) 信長」、抹茶スイーツの「茶寮翠泉」など全8店が出店する。

 8階には、従来店の懐石店「美濃吉」、そば店「越後叶家」に加え、消防法上、商業施設内では難しいという炭火焼きのうなぎを提供する「炭櫓」や、お好み焼き「風月」の新業態「風月CLASSIC」、精肉店の新業態「焼肉 まる富」など6店が出店。

 同日の記念式典では同社関西支社長細川隆司さんが「2年目に配属されたのがこの施設だった。当時の店主らが『東京と競っている』と話していた気構えを肝に銘じて今日のスタートにしたい」とあいさつ。「こちらから出店してほしい店を選んだラインアップ。老舗からテークアウトまで揃い、『何かある』や『わくわく』できる店になった」と自信を見せた。

 営業時間は11時~。終了時間は各店で異なる。

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