駐輪場事業を展開する「アーキエムズ」(京都市中京区)は7月4日、自転車の乗車ルールをまとめた冊子「Enjoy 自転車 Life in Kyoto」を京都市に贈呈した。
関西を中心に40カ所、約10万台の自転車を管理事業を手掛ける同社。2011年に自転車マナーの向上やルール啓発活動を行う「エシカル・サイクル」を設立。「自転車検定」や「自転車マナーアップフェスタ」のイベント協力を行っている。
同冊子は、京都市が今年4月に初めて発行したもので、保育施設や幼稚園、小学校で配布する子ども向けと、中学生以上を対象とした一般向けの2種類。増刷分について同社が協賛を行った。夏休みを前に自転車の安全教育のために各学校や施設で配布される。発行部数は両方合わせて約21万部。
京都市役所で行われた贈呈式では同社常務の大槻紘平さんは「冊子を通じて1人でも多くの人に自転車ルールを伝えたい。今後も、駐輪場の整備と自転車が乗りやすい環境の『両輪』で活動したい」と話す。
京都市建設局長の鈴木知史さんは「今年5月に行われたマナーアップフェスタに孫と参加したが、孫がなかなか帰ろうとしなかった。京都市の『まちなか駐輪場』のアンケート評価も高く、利用者視点でのサービスを提供してもらっていて感謝している」と笑顔で話す。
冊子は各学校や各園などで1人1冊配布される予定。