大丸京都店(京都市下京区)に5月26日、「大丸ビアガーデンKYOTO」がオープンした。
創業300周年記念企画の一環。1910(明治43)年に現在同店のある四条高倉に設けられた娯楽場「大丸ガーデン」をイメージした同ビアガーデン。
同店広報担当の上田裕加さんによると、松原御幸町での「大丸ガーデン」営業当時は、四条高倉の土地には雑草が生い茂り、気味悪がられていたという。その場所で、夏物の呉服や洋品、西洋料理やソバやビール、運動場などを設けたところ、「京のご婦人たちが夕涼みがてら繰り出し、連日超満員が続いた」という。
メニューは、ビールやカクテルなどの飲み放題と、地元の食材を使った創作フードの「地産ビュッフェ」や「京の都もち豚」やチーズフォンデュができるバーベキューが付いた「通常プラン」(4,200円)、通常プランにプレミアムビールや京都のクラフトビール、京都カクテルや京都の地酒などが楽しめる「クラフトビールプラン」(4,500円)の2種類。いずれも120分制で、ラストオーダーは終了時刻30分前まで。
同日、職場の同僚とプレミアムフライデーを利用して参加した京都市在住の女性は「BBQとビュッフェのボリュームがあっておいしい。日本酒のカクテルも珍しいので、もう1杯は飲まないと」と話していた。
上田さんは「解放感のある屋上で、職場や家族連れ、観光の方にも楽しんでもらいたい。当時の良さを引き継ぎながらも新しいことに挑戦していきたい」と話す。
毎月第2・4金曜はジャズやラテン音楽などのミニライブを開催する。
営業時間は17時~22時。(金曜・土曜・日曜・祝前日は16時から。毎月最終金曜日の「プレミアムフライデー」は15時~22時)雨天中止。9月24日まで。