見る・遊ぶ 買う

「京都デニム」が新商品「京都の地図」柄トートバッグ 京友禅の技法使う

カバン作家のハシグチケントさんと宮本店長

カバン作家のハシグチケントさんと宮本店長

  • 17

  •  

 京都駅のそばにある「京都デニム」(京都市下京区小稲荷町、TEL 075-352-1053)で5月1日、京小紋染めの技法で作る「京の地図柄デニムトート」の販売を始めた。

[広告]

 職人が染めるオリジナルデニムや、デニムを使った帽子やブックカバーなどの雑貨を展開する同店。

 トートバッグは若手カバン作家のハシグチケントさんとのコラボ商品で、京都の地図をデザインしたデニム生地をトートバッグに仕立てた。昼間をイメージした「デイマップ」と夜の「ナイトマップ」の2種類で、合わせて30点を用意する。価格は3万240円。

 御所や二条城などの敷地はドットで表されており、地下鉄や阪急などの線路も破線で表現する。宮本和友店長は「京都の通りは『碁盤の目』とはいえ、柄ではないので職人さんも苦労したと聞いている」と話す。最初のサンプルも、想定より抜染(ばっせん)できず白色がくっきり出なかったというが「くっきりしていない方が好みの人もいるので『ナイトマップ』にしてみてもいいのではと2種類の展開にした」とも。

 バッグは幅45センチ、高さが31センチ。マチは横31センチ、縦15センチと大きく取り、底びょうを打ち自立する。橋口さんは「持ち手の長さや幅はかなり細かく調整して、持ちやすさを追求した。持ち手の留め具はデニムで使われるリベットで留めているため、相当頑丈にできている。普段は使わない柄の入った生地を使うのも、伝統的な技法を使った京都デニムとのコラボすることも貴重な体験だった」と振り返る。

 「デニム生地なので使ううちに風合いが変わっていくのも魅力。店頭に置いておくと、自分の家はどこかなとお客さんが楽しんでいる。実用性を兼ね備えながらも、コミュニケーションのきっかけとなる面白い商品では」と宮本さん。

 販売は店頭のほか、ウェブサイト、5月13日に「京町家ににぎ」で行われるハシグチさんの新作発表展示会(参加無料・要予約)でも行う。

  • はてなブックマークに追加

烏丸経済新聞VOTE

現在お住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース