コワーキングスペースのImpact Hub Kyoto(京都市上京区)で3月18日から、50時間連続で書店を営業する企画「いまどきのブックフェア」が開催される。主催は「YUYブックス」と「ちのり文庫」。
「iroiroschool(いろいろスクール)」で提供されている講座「いまどきの本屋のつくり方講座」のワークショップとして始まった同イベント。受講生や独立系の書店が持ち寄った本の内容から「電車で読みたくない」「朝に読みたい本」などのテーマごとにまとめて棚を作っていく。今回の出店者は50を超え、取り扱いはおよそ1万冊になる予定。
前回は書店としては異例の1日40万円近くの売り上げを記録するなど好評を受け、時間を50時間に拡大。新たにパフォーマンスやトークなどのイベントも同時に開催する。
「いまどきの本屋」向けに少額取引サービス「Foyer(ホワイエ)」を始めた大阪屋の開発担当者をゲストに、YUYブックスの小野友資さん、MontagBooksellers(モンターグブックセラーズ)の宮迫憲彦さんの対談企画、「いまどきの本屋」4組による座談会なども用意する。
新たにTHE 読書ズが中心となって「お仕事バー」やチェロの生演奏で楽しむ「いまどきの怪談会」を企画。店主らも加わり「カルチャースクール」と題して「ちょっとアレな趣味を家族に理解してもらう生き方講座」「サイン理論」などさまざまなテーマでトークを展開する。
小野さんは「本屋さんのつながりで『やりたい』という面白い本屋さんがあっという間に、関西だけでなく関東からも集まった。みんなで一つの『本屋』をつくるというのは珍しいはず。時間も書店数も格段に増えるので見に来てほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は3月18日13時~20日15時。