梅小路公園内の「朱雀の庭」(京都市下京区観喜寺町)で11月18日、紅葉のライトアップが始まった。主催は京都市都市緑化協会(東山区)。
同ライトアップは「京都・梅小路みんながつながるプロジェクト」がすすめる、京都駅から梅小路公園周辺エリアのにぎわいづくりの一環で行われている同イベント。1994年に作庭された、およそ約9000平方メートルの池泉回遊式庭園。
ライトアップでは、アカマツやカエデなどおよそ150本が照らされ、入ってすぐの全景が見えるポイントに、左右にカエデが迫る坂、中央の池に紅葉が映り込む様子を楽しむことができる。おすすめの撮影ポイントには足元に看板を出している。
庭園の照明を担当する後藤綾平さんは「今年は庭の仕上がりも良く、立体的に見えるように陰影を付けた。庭を見る角度によって雰囲気が変わるようにライティングしているので、その変化も楽しんでもらえたら」と話す。
同協会専務理事の藤井俊志さんは「昨年は色付く前に枯れてしまい残念だったが、今年は既に色づいて、見頃を迎えている。アカマツが自然な形で立ち、手前には紅葉したカエデのコントラスト、そしてそれが池に映っているのを見ると引き込まれるように感じる。京都駅からも近いので、ぜひ見に来てもらいたい」と来園を呼び掛ける。
出口手前の覆屋で、平日のみ先着100人におしるこを無料で提供する。
ライトアップの時間は17時~21時。入場料は、大人=400円、小学生=200円。今月27日まで。