東寺や京都タワー、京都市役所などの建物が11月14日、青色にライトアップされた。主催は日本糖尿病学会と日本糖尿病協会でつくる同実行委員会。

　インスリンを発見したバンティング博士の誕生日である11月14日が2006年、「世界糖尿病デー」として国連総会で公式に認定された。翌2007年から、青い丸をモチーフにした「ブルーサークル」を使った啓発イベントなどのキャンペーンを開始。各地の建物を青く照らす「ブルーライトアップ」もこの年から始まった。

　今年のテーマは「Eyes on Diabetes（糖尿病の目＝直訳）」。世界の糖尿病有病者の約半数が未受診の状況を改善し、重篤な合併症発祥リスクを軽減するため、2型糖尿病の早期発見と診断を目指すスクリーニングの重要性を啓発。80カ国、1000カ所以上のライトアップが行われるという。

　京都では、今日までに健康相談やフットケアに関する講習会が行われたほか、14日は二条城（中京区）や東寺五重塔（南区）、京都タワー（下京区）、京都府庁旧本館（上京区）、京都市役所（中京区）のほか京都府立医科大学旧図書館棟（上京区）など6カ所で実施された。

　開催時間は18時～22時（二条城のみ21時まで）。