京都三条通に10月25日、フランスを代表するショコラティエ「ジャン=ポール・エヴァン」日本初の路面旗艦店、ジャン=ポール・エヴァン京都店(京都市中京区三条通富小路東入中之町27、TEL 075-708-7333)がオープンした。
同店のコンセプトは「ア ラ パリジェンヌ(パリらしさ)」。金を基調にしたインテリア、シャンデリアなどパリスタイルの店舗内装、テラスを併設し、京都の町にパリの日常を演出する。ショコラティエのジャン=ポール・エヴァンさんは「京都は好きな都市の一つ。歩きやすい町並み、食や素材にこだわる風土はパリに似ていて、わが家に帰ったような気持ちになる」と話す。
販売スペース「カーヴ ア ショコラ」には、ボンボンショコラ約25種類、マカロン15種類のほか、ケーキ、焼き菓子が金色のショーケースに並ぶ。本田味噌(みそ)本店の白みそを使ったケーキ「ムース オ ショコラ ミソ」(699円)やマカロン「ミソ」(314円)や、一保堂茶舗の抹茶を使った「サブレ マッチャ」(1,075円)など地元食材を取り入れた京都店限定商品も取りそろえる。
イートインスペース「バー ア ショコラ」では、エヴァンさんがレシピを考案したクロックムッシュやキッシュなど、フランスの定番料理を提供する。店舗面積は約35坪(販売スペース含む)、席数44席(うちテラス席12席)。京都店限定メニューの「キッシュ パリ‐キョウト」(1,566円)には九条ネギと絹ごし豆腐を使用。「クロック パリジャン」(1,566円)などのパンドミには一保堂の抹茶が練り込まれている。
京都店を三条通に出店した理由について、エヴァンさんは「ここはジャンルを問わず、こだわりを持った小さな店が集まる地区で、京都に来たらよく散策しているエリア。私のチョコレートに対する思いと共通する、材料そのものを大切にしたモノづくりにこだわる店が立ち並ぶ三条に出店したかった」と話す。「観光で京都に立ち寄った人だけでなく、三条通をよく散策される人や周辺に住む地元の皆さんにも愛してもらえるのでは」とも。
営業時間は10時~20時。