改修工事のため今年2月から全館休業していたリーガロイヤルホテル京都(京都市下京区東堀川通り塩小路下る松明町)が9月8日、リニューアルオープンする。
同ホテルのコンセプトを「Warm Contemporary Japanese(ウォームコンテンポラリージャパニーズ)」に設定。外観からエントランス、宴会場や客室までの大規模改修を行った。
中村雅昭総支配人は「ホテルの改装は完全に休館せず、部分ごとに行うことが多いが、全体のコンセプトを統一するには全館休館が必要と判断した」と話す。
3階の小宴会場を客室に作り替え、7室増室となる全489室を設ける。既存の2部屋を1部屋にしてスペースを広く取った部屋も30室設ける。内装デザインは京都の街並みや町家をイメージ。竹や格子といった京都のモチーフをデザインや照明で表現し、公長齋小菅(こちょうさいこすが)の竹細工を使ったインテリアなど京都のブランドを取り入れる。スタッフのユニホームも刷新。黒のクラシックなスタイルから差し色の入ったものとなった。
1階にはビュッフェレストラン「オールデイダイニング カザ」がオープン。店舗面積は約413平方メートルで180席を用意。1人用の席から個室までタイプの異なる席を用意。ホット、コールド、デザートといった5つのジャンル別に円形の島を設けることで混雑の緩和をねらう。ライブキッチンを設け、シェフの作りたてのメニューも楽しめる。
中村総支配人は「海外から京都にくる海外からの観光客が増える中、観光都市京都に貢献したい。おもてなしやお客さまから愛されるという意味で京都ナンバーワンを目指したい」と宣言した。