祇園祭の「後祭」(あとまつり)の山鉾で7月24日、早朝から山や鉾を飾る「懸物」や、山に飾られる像が会所から移され、巡行の準備が行われた。
後祭でくじ取らずの先頭を進む「橋弁慶山」は、五条の橋の上で対峙する牛若丸と弁慶の姿の像を乗せる。牛若丸は左足だけで支えられているため慎重に作業が行われた。
山の中で唯一人ではなく、「登竜門」の故事にちなみ魚の像が乗る「鯉山」では左甚五郎作といわれる鯉を3人がかりで山に上げ、ヒゲや胸ビレなどの部品を取り付けていた。
後祭の巡行は9時30分に烏丸御池を出発する。