祇園祭・前祭(さきまつり)の山鉾巡行が7月17日、行われた。
山鉾巡行は、夕方から行われる神幸祭(神輿渡御)に先立って行われる行事。8時過ぎに強い雨が降ったため、昨年に続き雨の中の巡行かと思われたが、巡行が始まる9時ごろには雨が上がった。
天の岩戸伝説を題材にした「岩戸山」は、巡行時に屋根の上に伊弉諾尊(イザナギノミコト)の人形が乗っていることで知られている。四条新町付近でカバーを外し、手にしている三つ叉の鉾(ほこ)も取り付けられた。
カマキリのからくり人形が人気の蟷螂(とうろう)山も透明なカバーを外し、カマキリの触角などの部品が取り付けられる度に歓声が上がった。からくりの準備が整い、カマキリが羽を広げると歓声がひときわ大きくなり沿道の観衆を喜ばせた。
神幸祭は16時から、18時に神輿渡御出発式が八坂神社で行われる。