京都発ファクトリーブランド「seisuke88(セイスケエイティエイト)」は9月1日、三条河原町に初の直営店となる「seisuke88 KYOTO」(京都市中京区三条通河原町東入ル、TEL 075-211-7388)をオープンした。
「seisuke88」は、60年続く洋服のアレンジや加工をする生地整理仕上げ加工業を営む高橋練染(京都市右京区)が、企画・製造・販売のすべてを手がけるファクトリーブランド。同社代表の高橋さんが、京都・西陣で約200年前の図案集や裂地(きれじ)に描かれていた斬新な柄達に出会ったことから2003年より開始したブランドで、伝統的な柄を現代的なテキスタイルに起こし、現在のデザインに仕上げているのが特徴。
店舗面積は約45平方メートル。以前は三条ダマシン(京都市中京区)のショップ内で展開してきたが、「seisuke88の世界観を出したかった」(高橋さん)ことから直営店をオープン。真っ白な店内には、約150年前に描かれたというseisuke88のロゴマークである龍や洋服に使用されているカラフルな柄が彩られている。
同店では現在、07・08秋冬シーズンを展開中。商品は、メンズシャツ(15,750円)、メンズジャケット(24,150円)、レディスカットソー(8,820~8,400円)、ワンピース(19,950~21,000円)、チュニック(13,860円~17,850円)、バニティバック(7,980円)など。
「ライフスタイルにもseisuke88流の和の発信をしたい」ことから、今季より、ソファやクッションなどインテリアファブリックの展開も開始。フランスのアンティークホテルのインテリアデザインを手がけるほか、来年1月にはモナコで開催する世界のホテル・スパ対象のインテリア展示会「サロン・ド・モナコ」に日本企業初の出展が決まっている。インテリア商品は同店のみで取り扱う。
ブランドのターゲット層は20~30代の男女、実際の購入層も20~30代の男女が多く、40代の男性もよく訪れるという。高橋さんは「『京都に来たらseisuke88に行こう』となるように日本中にseisuke88を浸透させたい。海外展開も考えているが、今は国内を固めていきたい」と話している。
営業時間は11時~20時。