京都の出版社「コトコト」(京都市下京区)は9月初旬より、書籍「京都、らうらうじ きれいなもの。かわいいもの。きもちいいもの。」(1,800円)を発売開始した。
「らうらうじ」とは、古語で「上品で洗練された美しいもの」という意味。同書では、「らうらうじ」な京都のものづくりをする25店のモノや人、プロセスを写真や文章で紹介する。9月8日より、渋谷パルコミュージアムで開催されている京都展「キュートな、キョート、大集合。京都スーベニイルコレクション KYOTO DEPARTMENT」と連動により刊行された。
掲載店は、「阿以波」(京うちわ)、「一澤信三郎帆布」(帆布鞄)、「永楽屋 細辻伊兵衛商店」(町家てぬぐい)、「おはりばこ」(和雑貨)、「輿石」(照明具)、「精課堂」(錫器)、「SOU・SOU 足袋」(地下足袋)、「開化堂」(茶筒)、「京都 掛札」(風呂敷)、「日吉屋」(京和傘)、「二十三や」(つげ櫛)など25店。そのほか、京都の名菓を「甘春堂」(京菓子)、「豊松堂」(京あめ処)など4店を紹介する。
同書では、第27回木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家・川内倫子さんが、京都で出会った「らうらうじ」なヒトや風景を撮り下ろした写真を掲載する。同社関係者は「書店での反響が大きくて大変驚いている。京都の『らうらうじ』なモノが好きな人に見ていただければ」と話している。
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