上京区の歴史や文化をテーマに魅力あるまちづくりに取り組むプロジェクト「創造のまち・上京」のイベント「上京オープンウィーク2015」のオープニングイベントが、上京区役所(上京区今出川通室町西入掘出シ町)で11月15日に開催された。主催は京都市景観・まちづくりセンター。
10月24日から12月9日まで開催される同プロジェクトは、上京の歴史を学ぶワークショップや、町屋の管理・活用についての相談会、上京区で活動するアーティストを招いたトークセッションなどを行う。
イベントでは、同区を中心に活動する企業や団体、コワーキングスペースなどにスポットを当てた。15日のオープニングイベントは、27団体が参加、それぞれの団体の特徴や日頃の活動を報告した。
「これまでは、同じ上京区で活動している団体なのに、お互いの活動や成果について知らないことが多かった」と各団体に同イベントへの参加を呼び掛けた「ANEWAL Gallery(アニュアルギャラリー)」代表理事の飯高克昌さんは話す。「今回のイベントや交流をきっかけに、それぞれの得意分野を生かしたコラボレーションイベントなど、上京区を盛り上げていければ」と今後の活動の意気込みを語る。
今月21日には、元西陣小学校(上立売通大宮東入幸在町)で、周辺の裏路地探検に出掛けるワークショップ「まちくさ図鑑」(要予約)や、同区で活躍する団体やアーティストのトークセッションを開催する「アートを育む場」と、町屋の活用や、団体間の連携やネットワークづくりについて考える「未来をつむぐ場」を開催する。参加申し込みは、同イベントのホームページやフェイスブックから受け付ける。