サントリー(大阪市北区)は8月21日より、「伊右衛門 焙じ茶」を秋季限定で全国一斉販売を開始した。
伊右衛門は、2004年3月に販売開始した京都の老舗茶舗「福寿園」(京都府木津川市)とサントリーの共同開発による本格緑茶。初年度の売り上げが700億円弱と大ヒットを記録した。
同商品は昨年にも秋季限定で販売され、春摘み茶葉をひと夏寝かせて熟成させた「寝かせ一番茶」を直火でじっくりと炙り、「旨みがありながらふっくらとした甘く香ばしい、焙じ茶の本来の味わいに仕上げている」(同社)のが特徴。今年は「茎焙じ茶」「深入り焙じ茶」を多く使用し、焙じ茶の甘みと香ばしさを一層強化したという。
パッケージは伊右衛門の竹筒のデザインをベースに、「昨年好評だった紅葉を踏襲しながら、『日本の秋』の印象をより一層強めるデザインに仕上げ、昨年より店頭で映えるパッケージになっている」(同社)と話す。
購入客から反響が高く、今回の再発売に至ったという同商品。昨年の販売数量は60万ケース(1ケース24本)、代表的な無糖茶アイテムの中でも高い前出しを獲得したという。
メーカー希望小売価格は140円(税別)、10月末ごろまで販売予定。9月18日より、ホットタイプの「伊右衛門 焙じ茶」(130円、税別)も期間限定販売する。