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京丹波大黒本しめじ、30番目の京のブランド産品に 10月1日初競り

「京丹波大黒本しめじ」を手にする京のふるさと産品協会小田理事長(写真左)と瑞穂農林日下部社長(写真右)

「京丹波大黒本しめじ」を手にする京のふるさと産品協会小田理事長(写真左)と瑞穂農林日下部社長(写真右)

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 瑞穂農林(京丹波町)が生産する「京丹波大黒本しめじ」が30番目の「京のブランド産品」に認証された。10月1日京都市中央卸売市場(下京区)で初競りが行われた。

「京丹波大黒本しめじ」初競りの様子

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 京のブランド産品とは、京都府産の農林水産物の中でも、京都らしく、環境に配慮した生産方法、品質に優れ、一定量市場に供給できるものが選ばれる。認証は京都府や「京のふるさと産品協会」が行う。ホンシメジは人工栽培が非常に難しく、一般流通が少ない「幻のキノコ」と呼ばれていた。同社が生産する「京丹波大黒本しめじ」は人工栽培に成功。府内産オガ粉を使い環境に優しい製造法、国内シェアほぼ100%、2015年年間予定出荷量300トンで基準をクリアしたため、キノコ類として初めて認証された。

 同商品は、「香り松茸味しめじ」といわれるように、しっかりとしたうま味が特長。「味しめじ」と言われているのは一般的なブナシメジではなくホンシメジを指す言葉。大ぶりで高級感もあることから、府内や東京の高級料理店でも重宝されているという。「京のブランド産品に認証されたことで、スーパーや百貨店の京野菜、ブランド産品コーナーでの販売を期待している」と同社の日下部克彦社長。初競りでは、250グラム=650円、135グラム=300円、100グラム=280円の値が付いた。初競りにかけられた京のブランド産品認証が付いた同商品は、早ければ1日夕方にも店頭に並ぶ。

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