天神さんの神前で書初めを行う「天満書(てんまがき)」が1月2日から北野天満宮(上京区)で始まった。
北野天満宮の御祭神・菅原道真は、嵯峨天皇や小野道風と並び書の「三聖」といわれ、この日に「筆始祭(ふではじめさい)」が行われる。その後、大人から子どもまで家族に見守られながら羊や新春などの字を毛筆で書き上げた。
中学生の時から例年参加しているという中学3年生の南奉晃子さんは「奥義」の字を一心に揮毫(きごう)。「今年はまずは高校受験を突破して、高校でも書を続けたい。いろいろな字を書き分けられるようになりたい」と目標を話していた。
天満書は今月4日まで。1月19日から作品の展示が行われるほか、優秀作品には天満宮賞などの賞が授けられる。