京都府立植物園(京都市左京区下鴨半木町、TEL 075-701-0141)で12月20日から、プロジェクションマッピング「金京華(きんきょうか)」が行われる。
同園90周年記念に、来年スタートする「琳派400年」の先駆けとして行われる同イベント。同園北山門そばの噴水前にびょうぶに見立てたスクリーンを設置。スクリーンには、大小256個の金属製の円型の枠が組み立てられた。俵屋宗達らの作品をモチーフにした映像がスクリーンと約20メートルのトウカエデに投写する。1回およそ5分間。
2015年は、琳派の始祖といわれる本阿弥光悦が徳川家康から鷹峯の地を拝領してから400年となることから「琳派400年」の先駆けとして、制作された同作品。びょうぶの「金色」の表現に苦心したという。「光を使って金色は作れないので、黒と黄色、黄土色の組み合わせによって表現した。実際にどう見えるか確かめてもらいたい。金の枠と波紋が反射するスクリーンに、トウカエデが透けて見える昼の様子もおすすめ」と制作を行った「アートコンプレックス」ディレクターで映像作家の窪木享さん。
開催時間は18時~20時。入園料は一般200円ほか。今月23日まで。