京都国立博物館(京都市東山区)が、現在開催中の「国宝 鳥獣戯画と高山寺」の混雑状況についてツイッターを活用して情報発信している。
同館では「鳥獣人物戯画」33年ぶりに全4巻を展示。修復を終えた甲巻から丙巻までが公開されるとあって、これまでに約4万人が来館。連日多くの人が列を作っている。そんな中、活躍しているのが同館のツイッターアカウント(@izanai_choju)だ。
同アカウントは、昨年に行われた「狩野山楽・山雪」展から、特別展の混雑状況を知らせる運用を開始。待ち時間に変化があるごとにツイートを発信する。当初は入場までの時間を案内していたが、同展では展示室の前にも列ができることから、展示室前の情報と両方の情報を発信するようになった。「フォロワーも2500を越え、多くの方に活用いただいてありがたい」と同館企画室のツイッター担当者は話す。
佐々木蔵之介さんのコンテンツも収録した音声ガイド(500円)は、待ち時間に聞いてもらえるように「ボーナストラック」を用意。列の側に修理の内容を紹介するパネルなども用意することで、待ち時間を短く感じられるような工夫をする。
「金曜は19時30分まで入館できて、夕方からは比較的混雑が緩和されているのでお勤め帰りの方などにおすすめしたい」と同担当者。
開催時間は9時30分~18時(金曜は20時まで、最終入館は各30 分前)。月曜定休(11月3日・24日は開館、11月4日は休館)。入場料は一般=1,500円、大学生=1,200円、高校生=900円、中学生以下無料。11月24日まで(展示替えあり。前期=11月3日まで、後期=11月5日~)。