四条通に8月30日、三陽商会のセレクトショップ「LOVELESS（ラブレス）京都店」（京都市下京区四条通御幸町西入奈良物町、TEL 075-251-1828）がオープンした。

「京鴨」シリーズのダウンジャケット

「エポカ」や「マッキントッシュ」「ポール・スチュアート」など国内外のアパレルブランド展開を行う同社。近年は、1～6月の昨年度比で約20パーセントの伸びを示した「ラブレス」と姉妹ブランド「ギルドプライム」のセレクトショップ部門に力を入れている。メーンターゲットは20～30代の「最先端のファッションを追い求める感度の高い」男女。ラブレスの店舗は、関西では心斎橋に次いで2店目の出店となる。同社では、同一都市での複数展開を含め5年間で約3倍、20店のオープンを目標としている。

　店舗面積は約450平方メートル。1階がレディス、2階がメンズ向けで、3階は特別な時に使われる。店内は「廃虚となった城」をモチーフにする。入り口は、広がりを感じさせる吹き抜けにシャンデリアが下がり、左右の壁面には植栽が施されるなど凝った作りに仕上げた。1階の奥にはカウンターが設けられ、無料のドリンク提供なども行う。

　売り場では買い付けと「ラブレス」「ギルドプライム」の商品を展開。オリジナル商品はおよそ4割。メンズ・レディスファッションのほか、アクセサリー、クッションカバーなどの生活用品も一部取り扱う。オープンに当たり、数量限定の京都限定商品も販売。オリジナル迷彩柄を取り入れたTシャツ（メンズ、6万9,120円）、スウェット（レディス、1万584円）、トートバッグ（2万9,160円）のほか、京都の食用のカモの羽を用いた「京鴨」ブランドのダウンジャケット（メンズ、6万2,640円）や、コート（レディス、7万4,520円）なども用意する。

　店長の中堂さんは「京都のお客さんは温かい人が多い印象。ブランド数も心斎橋に負けないだけそろっている。優雅な気持ちで買い物を楽しんでもらえたら」と話す。

　営業時間は12時～20時（土曜・日曜・祝日は11時～）。