四条烏丸に大丸京都店の周辺店舗として6店目となる「東急ハンズ京都店」(京都市下京区四条通烏丸東入る長刀鉾町、TEL 075-254-3109)が6月19日、オープンした。同日は、約450人が列を作り開店を待った。
同店は、昨年からリニューアル工事が行われていた「外市秀裳苑ビル」の1階~4階で、店舗面積は約1000坪。「くらしの作法」をコンセプトにこれまでの同社の店舗とは異なる商品展開のコーナーを設ける。
1階に入ってすぐの「ソトノマ」と名付けられたイベントスペースには、DIYキットや観葉植物のコーナーを設けたほか、観光客の利用を見込んだ「Kyo-トラベル」には手拭いやうちわなど地元企業の商品を並べる。
2階では、コスメ&ビューティー、バスリラックス、寝具などを扱い、「はんなりはん」コーナーでは舞妓(まいこ)さんが愛用しているというスキンケア商品なども展開している。
3階の「Coffee Hour」では、ハンドドリップでコーヒーを楽しむアイテムをそろえる。同店初となる試飲のできるスタンディングカウンターも登場。同店オリジナルコーヒーや、ウニール(長岡京市)など3種類のコーヒー豆に合わせた抽出を行ったコーヒーを提供する。1杯300円。
4階の「カクカクカケル」コーナーでは、「日記を書きたくなるペン」や「デスクを華やかに彩るペン」など、スタッフのコメントと共にペンがディスプレーされており、紙とペンの相性を試すことができる。現在、「試し書きコレクター」の寺井広樹さんが集めた各国の文具店から集めた試し書きの紙の展示も行われている。
オープンセレモニーではロゴマークをあしらった「のれん」の前でテープカットが行われた。東急ハンズの榊真二社長は「京都の地での初の大型店で、念願がかなった。単なる小売りではなく、地域の作り手の方を含めたあらゆる人とのコミュニケーションの場を提供したい。生活の一部として溶け込んでいけるようになりたい」とあいさつした。
営業時間は10時~20時30分。