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新風館でブラジル発祥のボサノバライブ-W杯に合わせ毎週演奏

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 烏丸御池の商業施設「新風館」(京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町)で6月11日、久保田美沙さんのボサノバライブが行われた。

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 ボサノバはブラジルのリオデジャネイロで1950年の後半に生まれた音楽で、ポルトガル語で「新しい感覚」などを意味する。サンバのリズム取り入れたギターの弾き語りで、豊かな自然を歌詞にちりばめる。軍事政権下で下火となり、ブラジル国内では知らない世代も多いという。

 久保田さんは、出身地である岐阜県大垣市にブラジル人が多く住んでいたことから同国に興味を持つようになった。大阪外国語大学に進学しポルトガル語を学ぶ。「学生時代は授業が大変で好きとは感じなかった」と久保田さん。しかし卒業後、ポルトガル語やブラジルから離れると、その言葉のやさしい響きや国土が広く、さまざまな民族や文化を持つ多様性に魅了されるようになりボサノバを習うように。昨年には、パーカッションのDr. fooさんと出会い、本格的にライブハウスやラジオなどでの活動をスタートさせた。

 ライブでは、スタンダードナンバーの「イパネマの娘」や、曇り空に合わせた「カエル」など10曲を披露したほか、ブラジル旅行やW杯の話題を交えて曲を紹介。Dr. fooさんも、ブラジルのマラカスに形の似た「カバサ」や2本のスプーンでリズムを刻み観客を楽しませた。

 「W杯の後も2016年のオリンピックもブラジルで開催される。多くの人にブラジル音楽の美しさを届けていきたい。またブラジルにも行って、リオ以外の地方の音楽も勉強したい」と意気込みを見せる。

 開催時間は毎週水曜の12時10分~12時50分。7月9日まで。

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