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震災から3年-京都で「シェイクアウト訓練」参加予定者10万人超える

昨年行われた訓練の様子

昨年行われた訓練の様子

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 京都市は現在、東日本大震災から3年目となる3月11日に「シェイクアウト訓練」に参加するよう呼びかけている。

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 昨年から始まった同訓練。昨年はおよそ9万人が参加。アメリカにルーツを持つこの訓練では、決められた時間に一斉に地震から身を守る行動を取る。昨年は、合図として京都市にある緊急速報メールを利用したが、規約の変更などにより今年は行わない。団体参加の場合は放送などを使って一斉に行動できるように合図を出すように依頼している。参加状況を把握するために市では、個人や団体に登録を呼び掛けており、今年は登録をした参加予定者が10万人を突破した。

 訓練を行う人は、9時30分に地震が発生した想定で、「安全行動の1-2-3」を行う。これは、姿勢を低くして体や頭を守り、揺れが収まるまで(今回は1分程度を想定)じっとすること。33分ごろには、訓練の実施にかかわらず京都市にある携帯電話やスマートフォンに京都市からの「避難準備情報」が送られてくる。緊急速報メールの仕組みを使うため、受信するとマナーモードでも着信音が出る。メールで送られる情報は機種や電波の状態によって受信することができないという。

 同市行財政局防災危機管理室の山﨑滋久さんは「この訓練は、東日本大震災を忘れないためにも、一斉に行うことに意義がある。この機会に備蓄品の確認や、避難場所や家族との連絡方法なども確認してほしい」と呼び掛ける。「団体だけではなく、1人で登録している人も多い。ネット上からでも登録できるので利用してもらえたら」とも。

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