仏光寺通に着物、帯、和装小物全般を扱う「やゝ游風」(京都市下京区仏光寺通烏丸東入、TEL 075-341-8777)が6月23日、オープンした。
同店は、知恩院店「やや」(東山区古門前石橋町、TEL 075-531-4060)に続く2店舗目。知恩院店は、着物や小物などが店内にところ狭しと陳列されている「おもちゃ箱」のようだが、仏光寺店は「着物に慣れ親しんだ方に落ち着いて選んでもらえるような店にしたい」(同店)という。店舗は町家を利用し、1階と2階を販売スペースにしている。店舗面積は、1階と2階を合わせて約40坪。一部吹き抜けにし、窓にはアンティークのステンドグラスをはめ込み外光を取り入れた明るい店内になっている。町家には珍しく間口が広いため、ガラス窓からは店内を見渡せることができるのも特徴。
商品は、「(和装の)上から下まですべてそろう」(同店)ように、アンティーク、新中古着物、帯締め、草履、バッグに至るまで着物に関連するものを幅広く扱う。価格帯は、着物=10,000円~、帯=10,000円~、草履=20,000円ほか。アンティーク柄の復刻版など、オリジナル商品も扱っている。商品にもよるが、トータルでコーディネートすると約5万円(草履別)~になるという。
オーナーの大藪さんは「一時のアンティークブーム後に残った本物の着物好きの人、着物を大切に思ってくれる人に落ち着いて選んでほしい」と話している。営業時間は11時~19時。無休(お盆、年末年始以外)。