京都府民ホール「アルティ」(京都市上京区烏丸通一条下る龍前町、TEL 075-441-1414)で4月20日、和太鼓奏者のレナード衛藤さんが手がける新ステージ「Theater Blendrums(シアターブレンドラムス)」が上演される。
レナード衛藤さんは、ニューヨーク生まれ。和太鼓演奏集団「鼓童」の奏者や音楽監督を経てソロへ。多くの海外アーティストとの共演やコラボレーションを実現している。和太鼓とドラムスとタップダンスのリズムの融合「ブレンドラムス」は、同ホールでも開催している。
シアターブレンドラムスは、西アフリカで出会った、神と一体となろうとする儀式で感じた神聖さが原点にあるという。「真摯な気持ちで神と向かい合う時、どの国でも太鼓のリズムとダンスを必要とするのは共通している。そうした気づきが形になった作品」と制作協力を行っているSunnyさん。「祈り」をテーマにデジタルサウンドも取り入れ、ストーリー性を強く打ち出したという。京都を皮切りに東京で公演をする予定。
ステージでは、レナードさんの和太鼓とタップ、森本京子さんのコンテンポラリーダンスが物語をつむぐ。「打楽器にはメロディーがないのだが、レナードさんの演奏は、不思議とそれが聞こえてくる」とSunnyさん。「強い影響を受けた箏(こと)の家元である父の死や、50歳を迎えたレナードさん自身にとっても意味深い取り組み。和太鼓を通じ、世界を旅してたくさんの出会いがあったレナードさんの生き方は勇気を与えてくれるはず。特に若い人には見てもらいたい」とも。
開演時間18時30分。S席=5,500円、A席=4,200円、B席3,500円。(当日券は500円増し)。