京都水族館(京都市下京区観喜寺町)で今月生まれたミナミアメリカオットセイの赤ちゃんが順調に育っている。
今月12日に誕生したメスの赤ちゃんは、生後の体重が5.4キロ、体長約40センチ。母親のラズと父親のパブロの間に生まれ、同館で飼育するオットセイは9頭となった。現在赤ちゃんとラズは、バックヤードで一緒に過ごしており、飼育スタッフが交代で母親の行動を見守っている。
同館では毎日、母親のラズがエサを食べている間に赤ちゃんの体重測定を行っている。取材日の28日は、ラズが大きく切ったシシャモやアジを食べていたが、赤ちゃんがよく眠っていたため体重測定は行われなかった。27日に測定した体重は5.04キログラム。誕生後から体重が落ちたが(この体重減少は正常なものだという)、それ以降は体重を増やしており順調に生育が進んでいる。
28日にはラズの食事が終わった後、眠りから覚めた赤ちゃんが大きな声で鳴いてラズを呼び、ラズも横になりおっぱいを与えた。赤ちゃんが勢いよくおっぱいを飲む様子が見られ、順調な生育ぶりが確認できた。
同館では半年後をめどに、ラズと赤ちゃんの様子が見られるようにする予定だという。
開館時間は9時~17時。入館料は、大人=2,000円、高校生=1,500円、小中学生=1,000円ほか。