四条烏丸に昨年12月26日、野菜を中心に提供するレストラン「都野菜 賀茂」(京都市下京区東洞院綾小路下ル扇酒屋町、TEL 075-351-2732)がオープンした。
四条西洞院にある「都野菜 鹿ヶ谷」に続き、2店舗目の展開となる同店。店舗面積は約40坪で、席数はテーブル席が61席、カウンターが6席の全67席。運営はMAPPYLABO(京都市下京区)。
「都野菜(みやこやさい)」は、品種にはこだわらず、京都で有機、無農薬または減農薬で栽培された野菜で、同社が認定したもの。「錦市場で和歌山産の賀茂ナスが並ぶなど、いわゆる『京野菜』は京都産で作られていないものが多いことが昔から気になっていた。『都野菜って何?』という疑問から京野菜の現状について知ってもらえたら」と同社社長の東元大喜さん。
同店は、食券(ランチ=880円、ディナー=1,300円)を購入してスープ、蒸し野菜、ご飯、おばんざい、デザートなどの30種類以上から好きなメニューを皿に盛るバイキング形式。「一番の人気は蒸し野菜」と東元さん。ファミリー層がターゲットのため、「子どもが見て楽しめるキャラクター」として、スタッフがデザインした「なすかも?ちゃん」のポスターも貼られている。
朝採り野菜が並ぶ「畑バー」では今後、品種の異なる同じ野菜を並べて食べ比べができるようにするなどの企画も予定している。「その味の違いに気づいてもらい、野菜の品種に敏感になってもらいたい」と東元さん。今後は、京都府内に20店舗を展開していく予定だという。
営業時間は、ランチ=11時~16時、ディナー=17時~23時。第2火曜定休。