鴨川河川敷で12月23日、恒例の「サンタマラソン」が行われた。
今年で11年目となる同イベント。選手とボランティアスタッフ、総勢約180人がサンタやトナカイなどの格好で集まり、付近を通行する人々が足を止めて眺めていた。
当日は、11時に丸太町橋の河川敷をスタート。記録を狙って走り続けるサンタや、楽器の演奏をするサンタ、お菓子を配るサンタなど、それぞれが大会を楽しみ、盛り上げていた。途中、サンタの白い髭の落とし物があり、落とし主をスタッフが探すというハプニングも。
スタンプラリーやプレゼント交換会などの企画を今年も用意。選手サンタはスタンプをもらうため、カードに書かれた「三条大橋の観客にメリークリスマスと言う」「別チームの人と写真を撮る」などの指示を実行していた。選手やスタッフ、観客が触れ合えることを大切にしているため、指示の内容を工夫している。今年はさらに、知らない相手とも気軽に名前を呼び合えるよう、ゼッケンに名前を書き込めるようにした。
スタッフは約60人で、9月から準備を始めた。今年でスタッフ歴6年の安藤義和さんは「最初は選手として参加し、すごく楽しかったので、翌年からスタッフになった。楽しいイベントにするために毎年新しいことを考えるのが大変だけれど、それが面白い」と話す。「他の参加者とコンタクトを取りながら楽しめるのが、他にはない魅力」とも。